第24回全国高校生ポスターコンクール(2025年)
第24回全国高校生ポスターコンクール(2025年)
テーマ 「水とともに」 応募総数834点 から選ばれた奨励賞以上の作品です。
※各作品をクリックすることで、詳細をご覧いただけます。
優秀賞
奨励賞
学校賞(2025)
伊藤 豊嗣(審査員長・グラフィックデザイナー)
第24回全国高校生ポスターコンクールでは、前年に続いて「水とともに」をテーマとし、命あるもの全てに関わりがある「水」についてメッセージを発信するポスター作品を募りました。これに対し全国から834点の応募がありました。審査会で全作品が一堂に並ぶ場に立ち、作品に込められた高校生の熱い思いが強く伝わってきました。
審査では、投票と審議を重ねながら入賞・入選作品を絞り込んでいきました。審査後に振り返ってみて、どんな切り口やアイデアで伝えようかというテーマに対する考え方と、それを他の人とは違う特有の画面で見せようという表現の両方で充実している作品が、より上位に上がっていったことをあらためて感じました。
最優秀賞の「サンカヨウ」は、水にぬれると白い花びらが透明に見えるというこの花の特性を、黒い背景に輪郭だけで見える花びらとそこから落ちる水滴で表現しています。水と関わることで生まれる神秘的なイメージが際立って伝わってきました。
岐阜県知事賞の「水は生きる源」は、人と水との関係の素直な表現ですが、シンプルな輪郭線が下半分で揺れていることで水中を表わし、境である水面に心臓を配置して命と水が繋がって
いることを端的に示していることが評価されました。
また、上位5点には、水との良い関係ばかりではなく、水に対する人の横暴によって環境が悪化し、いずれは人を含む生きものがダメージを受けるという負の状況を、強いユニークな画面でアピールした作品が2点入りました。
●審 査 員
伊藤豊嗣(審査員長・グラフィックデザイナー)
堀冨士夫(日本国際ポスター美術館館長)
髙木毬子(同志社女子大学教授・グラフィックデザイナー)
宮川友子(岐阜市立女子短期大学講師・グラフィックデザイナー)
桐山岳寛(名古屋市立大学准教授・グラフィックデザイナー)
主催:認定特定非営利活動法人 日本国際ポスター美術館
共催:大垣市、大垣市教育委員会、岐阜協立大学
後援:岐阜県、岐阜県教育委員会、(公財)大垣国際交流協会、大垣商工会議所、大垣青年重役会